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吹き溜まりラジオ

世の中・世間様についてポンコツ3人が持論を展開するラジオ番組です【毎週月曜日22:00に配信予定】

第20回 吹き溜まりラジオ【「新生!吹き溜まりラジオ!普通のラジオに戻りました!」】

 

こんばんは、吹き溜まりラジオです。


第20回 吹き溜まりラジオを更新したのでお知らせします。

 

お久しぶり&ご無沙汰しておりました「吹き溜まりラジオ」です。

ラジオを再開しました! と言いたいとこですが、実際のところは2019年の10月くらいからyoutubeにラジオは投稿したいたんですよ。

そんなことになってしまったのは、けっしてブログの存在を忘れていたわけではなく、けっしてブログというコンテンツを持て余していたわけではなく、けっしてブログからのyoutubeアクセスがほぼ「ZERO」だったから「もうブログ書かなくてもいいよね?」的な考えになっていたわけではありませんいや、ほんとにね。

 

んで、そんな吹き溜まりラジオですが今回で「20回」を迎えることができました。

前回ブログでお知らせしたのは『第8回 吹き溜まりラジオ【「家賃未納でガスが止まるのは資本主義の悪いクセ」】』の回ですから、いつの間にやら12回も更新されていたのです。

ちなみにその間に吹き溜まりラジオの面々は受肉」しVtuberになっていた時期がありましたが、最近になって「ラジオって聞くコンテンツだし、受肉しても意味なくね?」と気が付き、やっぱり普通のラジオになりました。タイトルの「新生吹き溜まりラジオ」とはそういうこと。これぞタイトル回収ってやつですね。

 

 

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つまらない登下校での楽しみ

 片道2.5kmの道のりをランドセルを背負って歩きながら何をしていたんだろう。東の山と西の海に挟まれた地形のせいか、「行きは灰色、帰りは茜色」としか記憶していないが、微かな記憶の中に稀に銀色の妖艶とも言うべき記憶が点在する。


 つまらない登下校での楽しみは、空き缶だけだった。空き缶を倒して腹の所を踏むと、腹は潰れ頭と尻の硬いところが内側に食い込み、足に固定される。カチャンカチャンと鳴らしながら歩いていると、一色しかない道に銀色に光り輝く足跡がつくように思えた。その頃の私は、缶を見つけると大いに興奮し、足に缶をはめることこそが生きがいだと言っても過言ではなかった。


 しかし、空き缶が落ちていることなどそう多くない。しかも、それがコーヒーのスチール缶だった場合は尚更気持ちが萎える。スチール缶は硬すぎて上手くはまらないのだ。私はその反抗的な態度に激しく憤り、即ゴミ箱送りにしてやっていた。
私が6年間の登下校で学んだことは、「アルミは柔らかくスチールは硬い」ということだった。

 これを無駄だという人もいるだろうが、私はそうは思わない。現に今、切れたギターの弦の素材が何なのかを考えていて、「弦なんて切れやすいんだから、どうせアルミだ」という多方当たっているであろう予想が出来ているのだ。


 弦のパッケージを見てみるとそこにはデカデカとnickelと書かれていた。ニッケルとは、原子番号28の金属元素で、元素記号はNiである。困った。これではオチがつかないではないか。全く…世の中ままならないことばかりで嫌になる。

 

痛日記「最善の自分を演じられなかった私は、27歳になった」

自己紹介、引きこもり、27歳

前回、自己紹介も無く始めてしまったことを謝罪したい。

と思って、ここらでひとつ私の紹介でもしようかと思ったが、そもそも誰に何を紹介しないと いけないのか全く分からない。 私は「自己紹介」で自分をちゃんと紹介できた記憶が1度もない。人間というものは複数のコミュ ニティを持っていて、その時々で適した自分を演じるものだそうだ。よって、私は自己紹介なんてそんなに意味が無いものだと考えている。

中学二年の時のこと。私は学年2クラスという、学校にいる全員の名前を何とか覚えられる規模の学校に通っていた。 4月になり最初の数学の授業で、新任でもない先生がなぜか「1回目だし自己紹介の時間にしよ う。嫌だって人いる?」と言い出した。 私は無意味すぎて馬鹿らしいし、面倒くさいと思い手を挙げてしまった。 先生は、どうして嫌なのか聞いてきた。 (面倒なことになった)と思いつつ、 「いや、何となくです…全然良いんですけど。」と言った。

結局、授業をすることになってしまった。

今でもあれは失敗だったと思う。どう考えても手を挙げたら面倒くさいことになるし、授業しなくて済むと喜んでいた生徒からは恨みを買っただろう。 誰一人、自己紹介を必要としていなかったが自己紹介を望んでいたのだ。「変に主張せず、当たり障りのない自己紹介をする人」を演じることが最善だろう。

そんなこんなで、あそこで最善の自分を演じられなかった私は、27歳になった今何も演じるこ とも出来ず、昼間から布団でうだうだとこんなことを考えている。

痛日記「システマチックで笑えない集団コント」

 

 朝マック、葬式、子供の笑顔

 朝は忙しいものらしい。
 朝の駅前で無秩序に飛び交う「忙しい」の弾幕がなぜか僕の前ではちゃんと列を作り、イライラしながらも順番を待つ。僕は形式的な笑顔で無意味な呪文を放つのだ。

「いらっしゃいませ。」

 ジャンクを和訳するとガラクタ、屑になる。つまり、僕が売ってるこれは屑飯ということになるのか。高カロリー、高塩分で栄養価が低い。空腹を埋めるためだけの食事が、安いだとか美味しいだとか本当にバカバカしくならないか?
 ジャンクな店で、ジャンクな店員が、ジャンクな対応で、ジャンクな飯を出すという笑える状況に、金を払う人々…なんかこの世界全てが嘘なんじゃないかと思ってしまう。
 このシステマチックで笑えない集団コントに加担しながら、僕は半年前の祖母の葬式のことを思い出していた。

 祖母は兄弟で群を抜いて出来が悪い僕によく小言を言った。左利きの僕に「ギッチョはバカだ」とか「お前の兄はちゃんとしているのに…」だとか。中1の時、2歳下の弟に身長を抜かれているのをはっきりと指摘された時は普通に殺そうと思った。
 そんな祖母が死だと聞いても、僕は何も思わなかった。

 みんなお経の意味を分かっているのか?
 謎の木の屑みたいなものを3度つまみ手をあわせる。みんなやるから僕もやる。何にも分からないまま2時間は過ぎた。

「ゴシュッカンです」
(ダメだ、脳内で全く漢字変換されない)

「今から千代さんのお身体は旅立たれます。最後に一言づつお別れの挨拶をなさってください。」
(ダメだ、1つも思い浮かばない)
 弟は泣いていたが。

(焼かれて骨になり、僕の左手で持たれた箸に摘まれるというとはどういう気分なんだろう)

 ふと我に返ると、もう朝のラッシュの時間は終わっていた。レジの向こう側の親子が楽しげにメニューを選んでいる。1歳くらいだろうか?男の子がオモチャのついた子供用のセットを選ぶ。
「出来上がり次第お席までお運びしますね。」
 そう言って先にオモチャと飲み物を渡すと、男の子は嬉しそうに笑った。その笑顔に自然と心が和んだ。

 子供はすごい。こんなガラクタでも、クソほどくだらないことでも笑う。徹底的に意味を排除して好きなように笑うのだ。だから、僕は子供の笑顔が嫌いじゃない。
 そう思った時、僕の中でグチャグチャに絡まった思考が少し解けた気がした。
 意味なんて、価値なんて本当にどうでもいいんだ。好きなものに触れると気持ちいいし、嫌いなものは嫌いなんだ。それでいいじゃないか。
 この感じはあれだ、ニコチンに思考力を奪われるのに似てる。
 そろそろ上がりの時間だ。

「お疲れ様です。お先に失礼します。」


 そう言って僕はこの周辺で一番近い灰皿を目指して歩き始めた。

 

                                    

第8回 吹き溜まりラジオ【「家賃未納でガスが止まるのは資本主義の悪いクセ」】

 

こんばんは、吹き溜まりラジオです。YouTube第8回 吹き溜まりラジオ【「家賃未納でガスが止まるのは資本主義の悪いクセ」】 を更新したのでお知らせします。

 

 

タイムテーブル

 ——OPトーク——
00:00 家賃未納でガスが止まるのは資本主義の悪いクセ

——フリートーク——
02:12 チ〇コの膨張が止まりません!
03:35 小学生の弾き語り 大学生の弾き語り AIの弾き語り
10:00 通信障害

——ff外から失礼します——
10:20 「小学生は闘うときデゥクシ、デゥクシって言いますか?」
13:10 「ふと疑問に思ったのですが、学歴は遺伝しますか?」
15:00 「マイルドヤンキーの人ホント楽しそう。いまでも中学生の頃の楽しかった記憶の中に生きている」
——EDトーク——

20:00 「来週は来週の風が吹く」

 

 

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